波乗りを始めたのは、19才の夏。
土方のアルバイトで稼いだお金を握りしめ、何も知らずにデザインが気に入ったサーフボード、HAWK の板を買いに西武新宿のお店に行ったのを今でも鮮明に覚えています。
お店に行くとたくさんの板が並んでいて、どれを買っていいか分かりませんでした。
店長さんに色々きかれ、最初は浮力のあるこのオリジナルボードがいいよと勧められたのが、ファルコン。
初めての高い買い物でした。
帰りの中央線、かなり混んでいて、他のお客さんに迷惑がられながら必死に板を守ったんです。
翌週の日曜日、当時の彼女を連れて、海に…。
まぁ見ててよと、かっこよく海に入り、…。
と、かっこよく決まったのは、そこまで。
岸から 15 m ぐらいのところで板に乗り、さぁ沖へ…
どころか、前に進まず、後退してます。
んっ?
後ろから視線を感じ…
ゲラゲラ笑っている彼女。
かなり頑張ったものの、体はクタクタ。
今日はこの辺にしといてやるよッ(><)
なんて捨て台詞を吐いて、海をあとにしたのが、一番最初の波乗りでした。
そのビーチは、千倉。
南から南西の風が合うポイントです。
ソリッドに切り立った際は、シリンダーバレルにもなります。
高校生の時に、彼女の自宅の下がこの千倉海岸。
色々な思い出があります。
初キッス (みなさんはどうでもいいことですが・・・笑)
庄司さんというローカルサーファーに出会い、仲間に入れてもらった
初めて波に乗り立てた
今日はその原点ともいうべき千倉海岸に戻り、再び海と向き合う決意のもと、波に向かいました。
最初の波はグーフィー、バックサイド。
すぐに置いていかれ、…
しばらくは焦らずにと慣らしていると、感覚を取り戻し…(^^)
ようやくまた海に戻る事ができました。
それも初めて入った千倉から再スタートです。
それも、弟のおかげ。
昼間、弟からメールをもらいました。
立ち止まってしまった自分の背中を軽く押し出してくれる内容でした。
はじめたての頃、2人で海に向かい、2人で1つの波に乗り、2人で切磋琢磨した趣味のサーフィン。
今では弟の方が一枚上手ですが、これからもこの南房総の地で、楽しく波乗りしていきたいと思います。
今のいい波だったでしょ!
弟が、また海でこう話せるように頑張ろうよッ
とメールをくれたことに感謝します。
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