かれこれ十年ぐらい前です。
仕事で入職者に社宅案内しました。
お母様とお嬢さん。
社宅案内も終わり、駅にお送りしようとすると、
「天気もいいので、海岸線を歩いていくのでこの辺で降ろしてください。」
そう言われて、いや駅までとは言えず、・・・
車を脇に停車し、後部座席のスライドドアをあけ、降ろしました。
お嬢さんが、「あのぉ・・・」
手に持った長い紙袋に手をかけました。
自分はすかさず・・・「いやいや、結構ですよ。仕事ですから・・」
お嬢さんは、?顔です。
そう、お嬢さんが渡したいのは、入職に当たって提出する書類を忘れていたのです。
お母さんも?顔です。
っ、てっきり手土産と思った自分。
書類を渡され、当然受け取るわけですが、引きつったその顔で笑顔を作り、あまりの恥ずかしさに、「穴があったら入りたい」状況でした。
車内で運転席に座る後輩は、一部始終を見て、手を振って断るそぶりの後に、手土産ならぬ書類を受け取る自分を見て、視線をそらして大笑いです。
あまりの偶然により、手土産を断った自分が書類をもらって、車内に乗り込み、走り出したところで、後輩は大爆笑です。
あの状況で、手土産が・・・
書類? ありえねぇだろう。
なんていうのは言い訳です。
皆さんも、そんな状況に遭遇したら、まずあせらずに、状況を確認しましょう。
間違っても、紙袋から出てくるのが手土産とは限りませんので・・・
いまでは、毎年のごとく、この時期にあのときの「伝説」として、事務所で語り継がれています。
苦笑^^
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